ぎっくり腰とは?
一般に「ぎっくり腰」とは、急に腰部付近に激痛が発生した場合の症状のことをいいます。
そしてひと口に「ぎっくり腰」と言っても、実は大きく分けて次の4種類があります。
1.捻挫型
2.打撲型
3.椎間板ヘルニア
4.椎間板の変形状態
当院に駆け込んで来られる90%以上の方は1か2のタイプです。
また1と2では、ぎっくり腰を引き起こした動作と、痛みが発生している患部がちがう場合が多いです。
ぎっくり腰が起こるメカニズム
左の図をご覧ください。
ぎっくり腰とは、筋肉と筋肉を包む膜との間で起こる腰痛のことです。
筋繊維の急激な変化に、周りの筋肉や靭帯などが耐えられず炎症を起こしているのです。
特に、仙腸関節に付着する軟部組織の損傷による急性ぎっくり腰が多いです。
つまり、ぎっくり腰は関節・骨のズレによって起こっているものではないことがおわかりいただけると思います。
例えるなら、急性のぎっくり腰というのは捻挫または打撲のような状態です。
慢性的な腰痛・坐骨神経痛とは区別して考えてください。
ですから、手や足をぶつけたり、ひねったりしたときと同じ捻挫や打撲の症状なのだとまず知っていただきたいと思います。
ぎっくり腰の応急処置法
グキッっときたら、できるだけ早く患部を冷やしてください。
上の写真のように、うつ伏せの状態で患部をアイスノンなどで冷やします。
冷やす時間は、冷たい感覚が少し麻痺するぐらいまで。
個人差はありますが、およそ1?3時間くらいを目安にしてください。
もしその後、まだ痛みが出てくるようでしたらふただび冷やしてください。
少し痛みがやわらぎ、心身ともに落ち着いたらかかりつけの治療院・施術院の先生に連絡してください。
普段、かかりつけの治療院・施術院がない場合は、当院にご連絡いただいても構いません。
その後、就寝時には、ひざの下に毛布を丸めたものを支えにして寝るようにしてください。
再発防止のためにも、正しい治療または施術を受けてください
ときどき「寝てれば自然に痛みがおさまった」という話を聞くことがあります。
実際にぎっくり腰は、患部を冷やし安静にしておくことで炎症が治まってくれば痛みは和らいで行きます。
しかし勘違いしていただきたくないのは、
「寝てれば自然に痛みがおさまった」=「すなわち完治」
と思い込むことです。
それは実は、とても怖いことだと思います。
たしかに炎症が治まれば痛みは和らいで来ますが、一度ズレると自然に元に戻ることはありません。
そして原因を取り去らない限り、再発を繰り返してしまいます。
ですから「自然と治った」ということがあったとしても、再発防止のためにも正しい治療または施術を受けられることをおすすめいたします。
こんな方は施術院ではなく整形外科へ
- 患部が異常に腫れてきた
- 便や尿で下着が知らずに汚れる
- どの体勢をしても激痛が治まらない
- 激しい痛みで夜一睡も出来ない
- 手先や指先に麻痺が出てきている
このような症状が出ている場合には整体や鍼灸、マッサージではなく、整形外科へ行って、医師による適切な治療を受けるようにしてください。
当院のぎっくり腰整復プログラム
電気をあてて、けん引して、ほんの少しマッサージ・・・
これで本当に改善していくのでしょうか?
今までの臨床の様子を見ていて私はそうは思いません。
そこで伊東市健康スポーツ整体院では、電気や機械に頼らない100%人間の手による整復施術で、ていねいに「ズレた筋を無理なく時間をかけて元に戻す施術」を行っています。
8日間を基本とした「しっかりと回復させる施術プログラム」によって「自己改善機能」が患者さまの身体に働き、驚くほどの早期回復が可能になります。
<ぎっくり腰専門整復8日プログラム>
●初日:問診検査+施術+テーピング+固定+回復指導
●2日目~5日目:検査施術+テーピング+固定器具+整復運動+回復指導
●6日目~8日目:問診検査+施療+整復運動指導+回復指導
※回復経過がよければ電話フォローのみも可
これまで多くのぎっくり腰患者さまの施術を行ってきた経験から、
・痛みや患部の観察
・細かな手技と施術
・リハビリの手順
・悪化を防ぐための日常生活指導
これらの要素を、患者さまの調子と相談しながら適切にご提供して行きます。
それによってできる限り短期間で、なおかつ安全に日常生活を支障なく送れる状態にまで回復できるお手伝いをさせていただきます。
また、一度ぎっくり腰になった方は再発する傾向が高いため、当院では再発防止にむけての簡単な運動なども指導させていただいております。
必ずあなたのぎっくり腰に適した施術を致します。